管理コンソールは、ナビゲートしやすいインタフェースとオンラインヘルプを装備したブラウザベースのツールです。管理コンソールを使用するには、管理サーバーが稼動している必要があります。
Application Server をインストールするときに、サーバーにポート番号を選択します。選択しなかった場合は、デフォルトポートの 4848 が使用されます。また、ユーザー名とマスターパスワードも指定します。
管理コンソールを起動するには、Web ブラウザで次のように入力します。
http://hostname:port
次に例を示します。
http://kindness.sun.com:4848
管理コンソールを Application Server がインストールされたマシンで実行する場合は、ホスト名として localhost を指定します。
Windows では、「スタート」メニューから「プログラム」->「Sun Microsystems」->「J2EE 1.4 SDK」->「管理コンソール」を選択して、管理コンソールを起動します。
インストールプログラムにより、domain1 という名前のデフォルト管理ドメインがデフォルトポート番号 4848 で生成されます。インストール後は、管理ドメインを作成して追加できます。各ドメインは、一意のポート番号を持ったドメイン管理サーバーをそれぞれ持っています。管理コンソールの URL を指定する場合は、管理するドメインのポート番号を使用してください。
asadmin ユーティリティは、コマンド行ツールです。asadmin ユーティリティと、このユーティリティに関連するコマンドを使用して、管理コンソールで実行可能な一連の同じタスクを実行します。たとえば、ドメインの起動と停止、サーバーの設定、アプリケーションの配備などを実行します。
シェルのコマンドプロンプトからこれらのコマンドを使用するか、または別のスクリプトやプログラムからこれらのコマンドを呼び出します。これらのコマンドを使用して、定型管理タスクを自動化します。
asadmin ユーティリティを起動するには、次のように入力します。
$ asadmin
asadmin 内で使用可能なコマンドをリスト表示するには、次のように入力します。
asadmin> help
シェルのコマンドプロンプトで、asadmin コマンドを次のように実行することもできます。
$ asadmin help
コマンドの構文と例を表示するには、help のあとにコマンド名を入力します。次に例を示します。
asadmin> help create-jdbc-resource
指定したコマンドの asadmin help 情報が、コマンドの Unix マニュアルページに表示されます。これらのマニュアルページは HTML 形式でも利用できます。